Twistedについて

Twistedは、Pythonで記述されたイベント駆動型ネットワークプログラミングのフレームワークです。
Twistedの特徴は、複数のネットワークプロトコルを統一的に扱うことが可能ということです。HTTPサーバとしての機能・SMTPサーバ・IMAPサーバ等も同時に構築することも可能です。例をあげるとblogはmoblogのようにメールによるコンテンツの更新が可能なものがあります。通常はHTTPサーバ・POPサーバ・SMTPサーバをそれぞれ立ち上げPOPサーバの監視プログラムを用意します。監視プログラムで定期的にPOPサーバにメールがきているかどうか確かめてメールが来ている場合はデータベースを更新する作業が必要になります。この場合TwistedでSMTPサーバ・HTTPサーバを構築するとメールが届いた直後にデータベースの更新が可能です。ユーザには常に最新情報をHTTPサーバから配信されます。これらのサーバ群を1つの過程で実行可能であるため、アプリケーションのセットアップ・管理の繁雑さが減るということです。
また、SMTPサーバ・HTTPサーバ等の高レベルなプロトコル以外にもUDP・TCP・UNIXソケット・マルチキャスなどの低レベルな処理も直接扱えます。